ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の銘柄分析(株価・配当・見通し)

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の基本情報

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の事業と歴史

ベライゾン・コミュニケーションズはAT&Tと並ぶアメリカの大手通信事業者です。米国内ではほとんどこの2社がシェアを占めています。アメリカの1億1千万人を持つベライゾン・ワイヤレスを傘下に持ちその他消費者向けにインターネット・音声・データ通信を提供しており、また政府機関向けや大企業にグローバル・セキュリティ・クラウドサービスも提供している米国の代表的通信事業者です。ネット広告事業を拡大するために2015年にAOLを買収し、さらに米ヤフーを買収するなど通信料以外の収益源を拡大すべく取り組んでいます。

次世代5G技術の年内商用化を計画しており、通信事業でさらなる高速ネットワークの提供を目指しています。

連続増配銘柄であり、配当収入が長期にわたり期待できる銘柄です。

ベライゾンコミュニケーションズ(VZ)の株価推移

ベライゾン・コミュニケーションズの株価(2019年10月28日現在)です。ITバブル期の株価を超えられない状態が続いてはいますが、現在株価は上昇し当時の株価を超える兆しが見えつつあります。

 

 

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の増配年数と配当利回り

増配年数

12年

配当金(配当利回り)

2.46(4.07%)

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の注目ポイント

第5世代移動通信システム(5G)

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)は同業のAT&Tがコンテンツ事業を拡大しているのと対照的に通信通信事業を第一に投資を行っており、M&Aによる新規事業取得よりも米ヤフー等の同業者の買収による技術向上、通信ネットワークの改良・改善を最優先する戦略に取り組んできました。

特に直近では5Gへの先行投資がその例と言えます。2018年に同業の通信大手であるAT&T(T)との買収合戦を行った末、ストレート・パス・コミュニケーションズを買収し5G回線開発の競争で優位に立っています。

この5Gは回線速度の上昇と更なる収益をもたらすことが期待されており、通信業界のみならず、自動運転に加えクラウド、医療・ヘルスケアも含めた様々な分野での活用が模索されているため世界中からの注目を集めています。

成長性が衰えている通信事業

通信事業者等には共通のポイントとして、現在の携帯電話普及率これまで爆発的な増加をしてきましたが飽和状態となりこれ以上は難しく頭打ちになった状況で成長性に欠けています。

さらにIT業界ではGoogle、Apple、Amazon、Microsoftなど非常に強力な企業が多く競争も激化しています。

現在ベライゾンは更なる通信インフラの改良とコスト削減に取り組んでいるうえ米国は人口増加が予想されており、その人口増加に伴い通信料収入は伸びるとされるのですがそれでも非常に時間がかかり緩やかな成長となるでしょう。

 

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の業績・財務

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の配当金と配当性向・増配率の推移

年間配当金の推移

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
配当 1.87 1.925 1.975 2.03 2.09 2.16 2.23 2.285 2.335 2.385

配当金は着実に伸びています。あまり大きな増額でないにしろ長期に渡り増配されているのは大きな差が出ます。

配当性向の推移

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
配当性向(%) 108.72 213.89 232.35 654.84 52.25 89.26 51.03 71.18 31.73 63.43

配当性向は高めですが、通信事業者は設備維持や新規投資にかかる費用が大きく仕方がない面もあると思います。

増配率の推移

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
増配率(%) 2.94 2.6 2.78 2.96 3.35 3.24 2.47 2.19 2.14

増配率は小幅でありますが、事業として安定感抜群なので心配することではないと思います。

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)のEPS(1株当たり利益)とBPS(1株当たり純資産)

EPS

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
EPS 1.72 0.9 0.85 0.31 4 2.42 4.37 3.21 7.36 3.76

EPSは山あり谷ありですが、成長しています。

BPS

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
BPS 11.6 13.57 2.96 4.03 5.53 10.56 12.86

BPSは変動幅がかなり大きいです。

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の発行済み株式数

発行済み株式数

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
発行済株式数 4,073.18 4,076.73 4,079.48 4,132.03

発行済み株式数は増えてしまっていますが、投資を大きく必要とする時期であったことと業態から言って仕方がない事だとも思います。

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の売上

売上高

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
売上高 107,808 106,565 110,875 115,846 120,550 127,079 131,620 125,980 126,034 130,863

売上高は右肩上がりと言うほどではありませんが着実に成長していってます。

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の営業利益・純利益

営業利益

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業利益 18,825 15,919 12,880 13,944 31,968 19,599 32,460 27,459 28,313 35,205

売上高の成長と共に営業利益も成長していってます。まだまだ成長余地があることをうかがわせます。

純利益

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
純利益 4,894 2,549 2,404 875 11,497 9,625 17,879 13,127 30,101 15,528

 

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)のキャッシュフロー

営業キャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業CF 31,486 38,818 30,631 38,930 22,715 24,318 34,339

営業キャッシュフローは横ばいです。

投資キャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
投資CF -20,502 -14,833 -15,856 -30,043 -10,983 -18,456 -17,934

投資キャッシュフローは多額ではありますが、安定的に推移しています。

フローキャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
フリーCF 233 34,533 11,439 10,184 6,063 11,612 16,096

フリーキャッシュフローはマイナスになりかける面もあり安泰とはいいがたいですが安定して推移しています。

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の営業キャッシュフローマージン

営業キャッシュフローマージン

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業CFM(%) 27.18 32.2 24.1 29.58 18.03 19.29 26.24

こちらは少し落ち込んでますが高い水準で推移しています。

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の今後の見通しとまとめ

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)は米国内でAT&T(T)に並ぶ2強で、通信事業に力を入れ続けてきました。5Gに関しては業界内でリードしています。良くも悪くも安定した、高配当連続増配銘柄であり配当狙いの投資にはお勧めです。基本的には成熟企業ですが営業利益も上がっており、5Gの行先次第ではさらなる成長が見込めます。

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