初心者でもわかるテクニカル分析とは? そのメリットや指標を紹介

テクニカル分析とは?

株式を含む全ての投資において、必ずそれぞれの投資対象について様々な情報を集め、それぞれの視点で分析し結論を出して投資判断を下している投資家にとってその分析方法は大きく分けて2つあります。

1つはファンダメンタル分析、もう1つがこのテクニカル分析です。

投資対象を取り巻く様々な経済的要因を分析するファンダメンタル分析で最高の投資成果を出せるのが最善なのは言うまでもありませんが、現在は情報の伝達が非常に早くプロ投資家や大量の資金で運用を行う保険会社や銀行・証券会社などの金融機関たる機関投資家はその情報が公開されてすぐさま市場を動かすため、個人投資家が知り投資判断を行う頃というのは、ファンダメンタルの動きや影響はすぐにそのチャートに織り込まれてしまった後になります。

更に、プロの世界におけるファンダメンタル分析で必要とされる知識はこのブログのファンダメンタル分析のカテゴリーで紹介しているように基礎的な知識のみならず非常に幅広く深い知識が要求されています。

それは多くの時間を投資に割いているわけでも、投資を長い時間かけて学んだわけでもない多くの個人投資家にとってとても太刀打ちできるものではありませんし、あなたが投資家として生きていくつもりでも無ければそれを身に付けるために多大な労力と時間をかけるのはあまり良い時間の使い方だとは思いません。

テクニカル分析はファンダメンタルに関する情報が織り込まれた株価やチャートの値動きから、パターンや相場の動き、投資家の心理などを分析し今後の動きを予測するものになります。

テクニカル分析は先人たちが積み重ねてきた膨大な経験則とデータに裏付けられた物であり、多くの投資家の共通知識です。そのため、テクニカル関係の値動きは実際のチャートに現れるまでの時間が早く一度しっかりと身に付けることができれば相場をしっかり理解することができるようになります。

情報の速さやその精度において知識面でも設備環境の面でも不利な個人投資家ですが、必ずしも個人投資家は機関投資家やプロ投資家と戦えないわけではありません。

チャート分析に基づいた投資判断はその時のチャートが示す価格とその値動きパターンによって分析を行うため機関投資家との情報格差を抑えられる手法であり、テクニカル分析を行うメリットであると言えます。

 

個人投資家やこれから投資を始めようと思っている方は、ファンダメンタル分析で投資対象を選び、テクニカル分析でその投資対象の売買タイミングを検討するといった投資手法が最も適していると考えています。

テクニカル分析はファンダメンタル分析ほど覚えなければならない事は多くありません。コツコツとしっかり取り組んで学んでいけば必ず身につける事ができます。

テクニカル分析の種類

テクニカル分析と言ってもそのテクニカル分析でしようされる指標には様々なものがあります。

その中でも、主に利用されているものをここでは紹介します。

テクニカル分析で使われる指標には主に相場の値動きの方向性を分析する「トレンド系指標」とこれまでの値動きから現時点での価格が買われ過ぎ、売られ過ぎを分析する「オシレーター系指標」の2つに大きく分かれます。

下記でそれぞれを紹介していきます。

トレンド系指標

・移動平均線

移動平均線とはチャートが動く際の方向性を現した折れ線グラフで、一般的に使われるものに「25日移動平均線」「75日移動平均線」「200日移動平均線」となっています。

株価などを示した価格の平均値をそれぞれの期間ごとに表したものになります。

トレンドを見るときに使われる指標の代表格で多くの人が見ているため、相場全体の傾向を知るための大きな手がかりとなります。

・ボリンジャーバンド

移動平均と標準偏差を活用し、統計学の手法を取り入れ価格の変動範囲を予測するものです。

・一目均衡表

 

・ペンタゴンチャート

・移動平均乖離率

オシレーター系指標

・RSI

買われすぎ、売られすぎの指標で日本語ではRSI(相対力指数)とも呼ばれます。

RSIは一定期間の終値ベースで価格の上昇圧力か下落圧力かのどちらがが強いのかを測定した指標です。

RSIは、50%が中心で0~100%の範囲を推移し上昇時は50%以上、下落時は50%以下で推移します。

一般的な基準として、70~80%以上であれば買われ過ぎとされ20~30%以下であれば売られすぎであると判断されるため非常に簡単な指標になります。

ただし、これだけを見ているとトレンドの転換などを見落とし損失が拡大するリスクがあるので他の指標や時間足と合わせて見る事をお勧めします。

・MACD

・モメンタム

・レシオケータ

・DMI

・CCI

・ストキャスティクス

が代表的なものになります。

これ以外にもテクニカル分析のために使われる情報は多くありますが、その全てを理解する必要はありません。

100%の正解はないので、それぞれが自分で値動きを予測・分析するにあたって自分なりに理解ができればいいと思います。

トレンドの転換点になりやすいポイント

ゴールデンクロス

デットクロス

必要な知識を必要なだけ!

ファンダメンタル分析と同じくテクニカル分析も非常に奥が深いのですが、気をつけなければならないのは副業又は片手間の資産運用として投資でお金を稼ぐためにやっている人はそれ以上に深くのめり込まないようにする必要があります。

ファンダメンタル分析と同じく、知識量=運用成績ではありません

上記の通り、テクニカル分析の目的は

・現在が上下どちらの方向に向いたトレンドなのかを把握しその転換点を分析する

・チャートパターンと各種データから現在の価格が買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを把握すること

そのため、上記の2点の目的を忘れないようにしましょう。自分が見やすく理解できる指標を組み合わせて現在の相場を分析することができればそれで大丈夫です。

人に言っておきながら私はのめり込んでしまい大きな時間をかけてしまいましたが、間違いなくコスパとしては最悪である程度を超えた辺りからは実際にトレードをしたりした方が間違いなく収益があったと思います・・・・。

大多数の人は投資が仕事や生活の大きな割合を占める生活を送っていないと思うので目的が稼ぎではなく学びである人でもなければ、このように時間を必要以上にかけないようにしましょう。(奥が深く楽しい世界なので、楽しんでやれる人は是非深いところまで学んで突き詰めてみましょう!!)

テクニカル分析はトレンドの流れを把握し短期的な相場環境や動向を分析することができます。

テクニカル分析のメリットとデメリット

テクニカル分析は上記のように機関投資家、個人投資家問わず限りなく平等に分析と活用の機会がある手法であり大きなメリットがありますが、これで全てを把握できるわけではありませんしデメリットもあります。

以下ではそのメリットとデメリットを解説していきます。

テクニカル分析のメリット

テクニカル分析には

・投資の買い時と売り時をチャートと言った目に見える情報から分析し予測する事ができる

・経済に関する知識があまり無くてもチャートの動きから値動きを分析する事ができる

・機関投資家をはじめとしたプロ投資家との情報量などによる差が少ない

・経験を積んでチャート分析により値動きを予測する事ができるようになったら大きな時間をあまりかけずに済む

と言ったメリットがあります。

・投資の買い時と売り時をチャートと言った目に見える情報から分析し予測する事ができる

株価でも他の金融商品でもその値動きを確認して投資判断を行うためには、チャートを見ることになります。

チャートは株価などの値動きを期間毎にグラフ化したものです。また、グラフの他にその時の相場環境を反映する情報として移動平均線や移動平均乖離率、ボリンジャーバンド、RSI、MACDなどといったデータとその推移をチャート上に合わせて表示しその情報を活用する事が可能です。

この分析を行うためには経済情報などのファンダメンタル分析を行う必要は基本的にありません。テクニカル分析は視覚的にチャートを確認するだけでできるので非常に便利です。

・経済に関する知識があまり無くてもチャートの動きから値動きを分析する事ができる

上記で触れたように、テクニカル分析ではチャート上に投資を行う上で必要な情報の多くを記載する事が可能です。この情報をしっかり分析することができれば他の資料を使って様々な情報を多くの時間をかけて検討する必要はありません。

チャートのみで分析し、投資判断を行う事ができるというのは多くの文献や資料に当たる時間を多く節約し手軽な分析が可能になります。

・機関投資家をはじめとしたプロ投資家との情報量などによる差が少ない

機関投資家の強みは瞬時に経済指標や要人発言などの情報を多くの場合において個人投資家よりも早く入手し素早くその場に応じた反応する事が出来る点にあります。

個人投資家は以前よりもその情報を入手できる時間の差は無くなっているとは言っても、以前差があり、こう言った情報は数秒が勝負を決めます。

そのため、ファンダメンタル分析や即時に対応すべき場面では数秒でも早く情報を入手し瞬時に行動する事が出来る機関投資家が有利なのは今でも基本的に変わりません。

しかし、テクニカル分析によりその時のチャートを分析し投資を行うのはテクニカル分析に関する知識があれば可能です。

もちろん、ファンダメンタル分析に関する知識があればより良いのですが、その知識の習得にかかる時間や費用を考えるとテクニカル分析をしっかり習得するのが手っ取り早くテクニカル分析のメリットを享受できます。

・経験を積んでチャート分析により値動きを予測する事ができるようになったら大きな時間をあまりかけずに済む

株価チャートを見て投資を行うにあたりテクニカル分析を行なって、取引の経験を積んで自分なりの手法を確立していけば分析の精度は上がっていきます。

テクニカル分析は取引が行われている時間ならいつでも行う事が出来るため、より取引を行い収益を得る機会を増やすことにつながります。

テクニカル分析のデメリット

メリットがたくさんあるテクニカル分析ですが、これにはデメリットもあります。デメリットと言っても当然のことだったり気をつければなんとかなることばかりなのですが、気をつける必要があるのは変わりません。

・テクニカル分析は絶対に正しいわけではない

・急なトレンドの変化などには対応ができない

当たり前のことですが、しっかり確認しておきましょう。

・テクニカル分析は絶対に正しいわけではない

当たり前のことですが、相場の動きを完全に予測するのは誰であっても不可能です。どんなに深い知識に基づいた高度なテクニカル分析を行なっても必ずその分析結果通りの動きになるとは言い切れません。

特に機関投資家は大きな資金力があり、相場を動かす事ができます。それを利用して意図的な相場を作り個人投資家の判断の逆を行くトレードを行い利益を上げようとする事があります。これを「ダマシ」「個人狩り」と言い資金力で圧倒的に優位な機関投資家が非常に有利な場面となります。

分析した結果と違う値動きや自分で決めたルールと違った動きをした場合は早期に損切り(ロスカット)を行い、更なる損失の拡大やそのリスクを回避する必要があります。

投資はお金を失うのが最も失敗であり、お金を失わないようにリスク管理を徹底する事が重要です。

損切りは文字通り損失を確定させるため心理的には気が向かないかもしれませんが、傷口を広げないためにも必要な時は早期に撤退する事も重要な判断です。

テクニカル分析を行うトレードは比較的短期になる場合が多く、トレードが短期になるということは短期で判断することが増えています。多くの判断を短期で行う事を強いられますので、テクニカル分析のみではなく精神的な面や経験も重要になってくるでしょう。

・急なトレンドの変化などには対応ができない

市場は様々な情報に影響されています。日々起こる政治経済のニュースや要人発言、重要指標の発表など、このような事が起こった時には急激に相場の動きが変化する事があります。

過去のリターンが将来のリターンを保証しないように、テクニカル分析はあくまでも過去のデータを保障するものではなく過去のデータに基づいて将来を予測するためのものであり急激な事には対応ができない事を認識しておきましょう。

こう言った時は特は予想と違った方向や思わぬ値動きの際に早期に取引を終了するなどしてリスク回避に努めましょう。

そして、通常通りの相場に戻ったら再び取引を再開しましょう。

まとめ

ここでは、テクニカル分析の基本やメリットとデメリットを紹介させていただきました。非常に役に立つので皆さんも是非習得して活用してください。

このブログでもテクニカル分析やファンダメンタル分析について詳しく解説していきますのでこちらも是非ご覧ください!