メルク(MRK)の銘柄分析(株価・配当・見通し)

メルク(MRK)の基本情報

メルク(MRK)の事業と歴史

メルク(MRK)は世界有数の製薬会社です。元はドイツの企業でしたが、第一次世界大戦時にアメリカがメルク米国事業を接収してアメリカの企業として独立させ現在に至っています。現在はドイツ、アメリカの両メルク共に世界を代表する製薬会社となっています。循環器系疾患・糖尿病・がん・メタボ・感染症などの主要な疾患に対する医薬品を扱っておりその規模は広範になります。

メルク(MRK)の株価推移

メルク(MRK)の株価(2019年11月19日現在)です。2018年にがん免疫治療薬「キートルーダ」が急成長した他、子宮頸がんワクチン「ガーダシル」、糖尿病治療薬「ジャヌビア」やジャヌメット」が牽引し利益拡大に貢献しました。今後もコスト削減が成功しつつあることから利益は上向く見通しです。

 

メルク(MRK)の増配年数・配当金

増配年数

7年

配当金(配当利回り)

2.44(2.87%)

メルク(MRK)の注目ポイント

高いリターンをもたらしてきた世界上位の製薬会社

2009年に11月にアメリカの大手製薬会社シェリング・プラウを買収しました。この買収により、当時のメルクは売上高でファイザーに次ぐ2位となりました。(2019年現在は4位)また、シーゲル銘柄の1つでもあり、その著書である「株式投資の未来」によると1957年から2003年の間S&P500は10.85%の年率リターンに対しメルクは同期間において15.90%の年率リターンを生んでいます。

 

肺がん治療薬キートルーダの売上

売上高の20%ほどを占めるメルクのがん治療薬「キートルーダ」は確実にそのシェアを拡大しつつあり、メルクの成長はしばらくの間続くと考えられています。その売上高は重要な収入源であり、主に肺がん治療の領域で大きな利益をもたらすでしょう。

キートルーダの売上高成長は止まる気配を見せず、以下の記事によると2024年までに126億9000万ドルに上ると予想されています。さらに2022年にかけて160億ドルに渡る新しい投資を行う予定です。

メルクが2019年良いディフェンシブ株である2つの理由

キートルーダのみならず、他にも存在する好調なワクチン、糖尿病治療薬の成長もありここ数年で頭打ちとなっていたメルクはこのキートルーダによって再び成長軌道に乗る可能性があります。

メルク(MRK)の業績・財務

メルク(MRK)の配当金と配当性向・増配率

年間配当金の推移

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
配当 1.52 1.52 1.52 1.68 1.72 1.76 1.8 1.84 1.88 1.92

少しずつですが増配されています。

配当性向の推移

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
配当性向(%) 26.90% 542.86% 75.25% 84.00% 117.01% 43.24% 115.38% 130.50% 216.09% 82.76%

配当性向は高めです。今後のコスト削減次第で下がっていくでしょう。

増配率の推移

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
増配率(%) 0.00% 0.00% 10.53% 2.38% 2.33% 2.27% 2.22% 2.17% 2.13%

増配は少しずつでどちらかというとキャピタルゲインの方が狙いやすいでしょう。

メルク(MRK)のEPS(1株当たり利益)とBPS(1株当たり純資産)

EPS

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
EPS 5.65 0.28 2.02 2 1.47 4.07 1.56 1.41 0.87 2.32

EPSは変動が大きいのが実情です。

BPS

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
BPS 17.52 17 17.14 16.06 14.58 12.73 10.3

BPSは減少傾向です。

メルク(MRK)の発行済み株式数

発行済み株式数

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
発行済株式数 2,781.13 2,748.73 2,696.61 2,592.56

発行済み株式数は少しずつ減っており自社株買いを行っている様子が見えます。

メルク(MRK)の売上高

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
売上高 27,428 45,987 48,047 47,267 44,033 42,237 39,498 10,376 40,122 42,294

売上高は安定しています。高い水準が維持されておりここから成長が見込めるのはいい点です。

メルク(MRK)の営業利益・純利益

営業利益

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業利益 6,239 9,176 10,653 10,684 9,257 9,113 8,613 -3,210 7,124 8,701

営業利益はコスト増がかさみ減少傾向です。

純利益

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
純利益 12,899 861 6,272 6,168 4,404 11,920 4,442 7,780 2,394 6,220

純利益もコスト増加が響き伸び悩んでいます。

メルク(MRK)のキャッシュフロー

営業キャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業CF 10,022 11,654 7,860 12,538 39,807 6,451 10,922

営業キャッシュフローは安定していますが年度により差があります。

投資キャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
投資CF -6,805 -3,148 -374 -4,758 6,790 2,679 4,314

投資額も大きいですが近年は資産売却などによりプラスとなっています。

フリーキャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
フリーCF 17,002 16,408 12,450 11,666 3,920 5,944 7,730

フリーキャッシュフローが落ち込み気味なのは少々気になるところですが、「キートルーダ」をはじめとする医薬品の売上に期待する次第です。

メルク(MRK)の営業キャッシュフローマージン

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業CFM 21.20% 26.47% 18.61% 31.74% 383.64% 16.08% 25.82%

こちらはかなり高い水準を維持しています。

メルク(MRK)の今後の見通しとまとめ

新たなキートルーダといった新たな成長減を手にしたメルクは肺がん治療の分野などで主要な地位を得つつあります。安定して配当も増加しており更なる成長を続けることがアナリストをはじめ市場関係者からも予想されています。キートルーダに極端な依存をしているわけでもなく、糖尿病治療薬など他の分野でも成長を続けており広く分散がされています。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

閲覧ありがとうございます。こちらも押していただけると嬉しいです!