シェブロン(CXV)の銘柄分析(株価・配当など)

シェブロン(CXV)の基本情報

シェブロン(CXV)の事業と歴史

シェブロン(CXV)はスーパーメジャーに数えられる石油大手です。石油やガスの探鉱から生産・輸送・精製・販売まで一貫して行っています。また、発電事業も行っており多角化が進められています。エクソンモービル(XOM)と比較して上流部門を主軸としている分、原油価格の影響を大きく受けます。また、20018年にはメキシコで新規油田を発見し、2019年にはカザフスタンでの新規上流部門に投資を行うなど積極的です。

シェブロン(CXV)の株価推移

シェブロン(CXV)の株価(2019年11月16日現在)です。米国経済と共に成長していますが原油価格が急落したときは急落するなどわかりやすいぐらい原油価格と連動しています。

 

 

シェブロン(CXV)の増配年数と配当金

増配年数

33年

配当金(配当利回り)

4.76(3.94%)

シェブロン(CXV)の注目ポイント

原油需要の先行きとシェールガスの存在

石油メジャーの例にもれず、シェブロン(CVX)にとっても原油価格の動向は売上高に直結する重要な問題です。近年の原油価格低迷を受けて株価は低迷しています。

シェブロン(CXV)の事業は上流に偏っていることもありエクソン・モービル(XOM)やロイヤル・ダッチ・シェル(RDS)よりも原油価格の影響を大きく受けます。

また、新たなガスエネルギーとして注目されているシェールガスの存在が原油価格を抑制している面もあり今後原油価格が急騰する事はあまり見込めないと思われます。

ただ、悲観的な話ばかりではなく石油などの化石燃料から太陽光や風力といった再生可能エネルギーへの移行が世界で進んでいるもののIEA(国際エネルギー機関)の報告書によると、原油需要の先行きは2040年まで新興国の発展などを背景とした増加が見込まれています。

ESG投資の影響

近年、ESG投資を掲げる機関投資家(金融機関・年金基金・保険会社)などが出てきており環境への悪影響から石油関連銘柄(他にたばこ関連銘柄も含まれます)への投資を避ける事も起こり始めています。

莫大な資金を有する機関投資家が投資を行わないとなれば株価に大きな影響をもたらすでしょう。株価が割安に放置されたままであることも考えられます。

しかし、特に配当狙いの個人投資家にとっては割安にこういった配当銘柄を買うことができるなど大きな投資チャンスとなる可能性があります。

シェブロン(CXV)の財務・業績

シェブロン(CXV)の配当金と配当性向・増配率

年間配当金の推移

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
配当 2.66 2.84 3.09 3.51 3.9 4.21 4.28 4.29 4.32 4.48

30年以上の長期にわたる連続増配銘柄であり毎年増額されています。

配当性向の推移

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
配当性向(%) 50.76% 29.96% 22.99% 26.35% 35.17% 41.52% 174.69% 1588.89% 89.07% 57.88%

2015年以降の配当性向急増が気になりますね。一時的に配当性向がとんでもないことになってますがこれは税制改正による特殊要因です。

増配率の推移

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
増配率(%) 6.77% 8.80% 13.59% 11.11% 7.95% 1.66% 0.23% 0.70% 3.70%

安定した増配率でしたが、ここ数年の原油価格低迷を受けて大きな増配が厳しくなっている様子が感じられます。

シェブロン(CXV)のEPS(1株当たり利益)とBPS(1株当たり純資産)

EPS

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
EPS 5.24 9.48 13.44 13.32 11.09 10.14 2.45 0.27 4.85 7.74

原油価格に左右されるのがかなりわかりやすく出ています。2018年は利益が急増しました。

BPS

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
BPS 70.13 77.92 82.48 81.11 76.95 77.77 81.22

BPSは大きな変化もなく横ばいです。

シェブロン(CXV)の発行済み株式数

発行済み株式数

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
発行済株式数 1,882.81 1,891.51 1,904.70 1,902.84

発行済み株式数は微増です。かなり厳しかったのでしょう。

シェブロン(CXV)の売上高

売上高

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
売上高 159,293 189,607 236,286 222,579 211,665 192,308 122,566 103,310 127,485 158,902

売上高でも原油価格と比例しているのがわかります。

シェブロン(CXV)の営業利益・純利益

営業利益

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業利益 14,322 25,375 38,299 35,013 27,213 19,694 -3,147 -6,030 3,499 14,624

営業利益はやはり2015年が厳しかったようです。2018年は急激に利益を増加させました。

純利益

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
純利益 10,483 19,024 26,895 26,179 21,423 19,241 4,587 -497 9,195 14,824

営業利益同様、2018年に純利益が急増しています。コスト管理が功を成した形です。

シェブロン(CXV)のキャッシュフロー

営業キャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業CF 38,821 35,002 31,475 19,456 12,846 20,338 30,618

2018年に急激に回復しました。これを維持できるかどうかが注目です。

投資キャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
投資CF -24,796 -35,609 -29,893 -23,808 -16,852 -8,320 -12,290

業種的にも毎年多額の投資を必要とします。

フリーキャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
フリーCF 7,998 -12,230 -5,738 -10,935 -1,087 7,806 12,074

2017年に2012年以来のフリーキャッシュフロー黒字となりました。投資額が多い中でこの回復ぶりはすごいと思われます。

シェブロン(CXV)の営業キャッシュフローマージン

営業キャッシュフローマージン

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業CFM 17.44% 16.54% 16.37% 15.87% 12.43% 15.95% 19.27%

こちらはかなり高い水準を維持しています。シェブロン(CXV)には同業の石油メジャーと他にいくつか数えられる程度の競合他社があるのみで高い参入障壁があります。

シェブロン(CXV)の今後の見通しとまとめ

原油価格の変動による影響が他の石油メジャーと比較しても大きいですが、その分原油価格の回復局面で大きなリターンを見込めます。時期を見計らう必要はありますが、原油価格に回復の兆しが見えてきた際は投資する対象に選ぶのもよいでしょう。

株主還元にも積極的で増配を続けてきており、今後の配当も期待することができます。

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