アメリカン・エキスプレス(AXP)の銘柄分析(株価・配当・見通し)

アメリカン・エキスプレス(AXP)の基本情報

アメリカン・エキスプレス(AXP)の事業と歴史

アメリカン・エキスプレスはウェルズファーゴの創設者でもある。ヘンリー・ウェルズとウィリアム・ファーゴが創設したクレジットカード事業者です。通称アメックスとも呼ばれ世界で知らない人はほとんどいないといえるほどに高いブランド力を誇ります。クレジットカードの他に金融・旅行手配・保険サービスなどを行っています。ウォーレン・バフェットが率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが主力銘柄にしています。

富裕層を中心にサービスを展開しているだけあり、1人当たりの決済額はビザ「VISA」やマスターカード「MasterCard」よりも大きく別格の注目と期待ができる企業だと思っています。

アメリカン・エキスプレスはVISAやMasterCardと異なり、カードを直接発行する主体であるため貸し倒れリスクを負っています。しかし、顧客の情報などを通じて旅行全般に対する包括的なサービスを顧客に提供するなど違った業態の企業と考えることもできます。

アメリカン・エキスプレス(AXP)の株価推移

アメリカン・エキスプレス(AXP)の株価(2019年10月27日現在)です。カードを直接発行する関係上、リーマンショック期に大きな打撃を受けましたが見事に立ち直っています。また、2016年にコストコとの独占契約が終了し顧客の流出が懸念されましたが大きな影響はなく業績と株価を伸ばし続けています。

 

アメリカン・エキスプレス(AXP)の増配年数と配当利回り

増配年数

8年

配当金(配当利回り)

1.72(1.45%)

アメリカン・エキスプレス(AXP)の注目ポイント

高ステータスのクレジットカード

アメリカン・エキスプレス(AXP)のクレジットカードは高ステータスで知られています。旅行関連事業も行っていることから旅行関連で非常にサービスがよく出張等にとても便利なクレジットカードです。また、決済シェアでは大手2社であるVISA(V)やMasterCard(MA)に遠く及びませんが、ブランドによる差別化でクレジットカードが信用の証とも言えるアメリカでも重要な役割を持っています。

貧富の格差

今後は貧富の差が増大すると予想される中でアメックスのクレジットカードはVISAやMasterCardと比べて一人あたりの平均使用額が2倍以上とも言われており、これは資本主義社会の根本的問題でありながらもアメリカン・エキスプレス(AXP)への追い風になると思われます。

代表的なバフェット銘柄

1960年代に起こった詐欺事件にアメリカン・エキスプレス(AXP)が巻き込まれ、6000万ドルの損失を被ったことで倒産の危機とも言われていた中でバフェットは「このブランドは何があっても絶対に揺るがない」と確信し、当時の総資産の40%をアメリカン・エキスプレス(AXP)に投資しました。

その後、これによりバフェットは2000万ドルもの利益を得たといわれています。

アメリカン・エキスプレス(AXP)の業績・財務

アメリカン・エキスプレス(AXP)の配当金と配当性向・増配率

年間配当金

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
配当 0.2 0.2 0.2 0.2 0.23 1.01 1.13 1.22 1.34 1.48

配当金は2013年から増配し続けています。連続増配銘柄というものではありませんが、強力な顧客層とブランド力により今後も安定した配当と業績を期待できます。

配当性向

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
配当性向(%) 13.07 5.97 4.85 5.14 4.71 18.17 22.38 21.59 44.82 18.71

配当性向は安定して低めを推移しており、今後の配当も安心して期待することができます。

増配率

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
増配率(%) 0 0 0 15 39.13 11.88 7.96 9.84 10.45

増配率は高めで推移しており、連続増配の歴史が浅い点を除けば長期投資に良い銘柄だといえます。

アメリカン・エキスプレス(AXP)のEPS(1株当たり利益)とBPS(1株当たり純資産)

EPS

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
EPS 1.53 3.35 4.12 3.89 4.88 5.56 5.05 5.65 2.99 7.91

EPSは徐々に成長しています。

BPS

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
BPS 17.15 18.38 20.27 21.33 22.68 21.26 26.32

BPSも成長を続けています。

アメリカン・エキスプレス(AXP)の発行済み株式数

発行済み株式数

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
発行済株式数 969 904 859 847

発行済み株式数も着々と減っており、株主還元に積極的な姿勢を感じられます。

アメリカン・エキスプレス(AXP)の営業収益

営業収益

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業収益 19,024 25,375 28,850 29,565 30,864 32,248 30,747 29,909 33,872 36,986

営業収益はゆるやかに増加を続けています。

アメリカン・エキスプレス(AXP)の営業利益・純利益

純利益

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
純利益(率) 2,130 457 4,935 4,482 5,359 5,885 5,163 5,408 2,748 6,921

純利益も成長が続いています。

アメリカン・エキスプレス(AXP)のキャッシュフロー

フリーキャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
フリーCF 7,082 8,547 10,990 8,224 10,611 13,540 8,930

キャッシュフローは着実に成長しており、配当に関して今後も期待が持てます。

アメリカン・エキスプレス(AXP)の営業キャッシュフローマージン

営業キャッシュフローマージン

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業CFM(%) 23.95 27.69 34.08 26.75 35.48 39.97 24.14

営業キャッシュフローマージンも高い水準で安定的に推移しており、強い優位性があることを感じることができます。

アメリカン・エキスプレス(AXP)の今後の見通しとまとめ

1人当たりの利用額も大きいアメリカン・エキスプレス(AXP)は今後のアメリカ経済の発展と共に利用額をさらに拡大し業績も上向いていくと思われます。この、今後のキャッシュレス決済の時代に絶大な信用とブランドを示すカードとして独自の存在感を持ち続けるでしょう。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

閲覧ありがとうございます。こちらも押していただけると嬉しいです!