アクティブ運用とパッシブ運用のメリット・デメリット!

アクティブ運用とパッシブ運用

皆さんは投資を行う上でアクティブ運用とパッシブ運用という言葉を聞いたことはありますか?

主に投資信託で使われており、投資信託にはその運用手法の違いで投資信託の運用手法による分類には、「パッシブ運用」と「アクティブ運用」というのがあります。

パッシブ運用とはその運用において、運用目標とされる指数(ベンチマークとも言います)に連動する運用成績を目指すタイプで、代表的なものだとTOPIX Core30や日経平均株価、S&P500、NYダウ工業株30種平均などに連動するものが該当します。インデックスファンドといったパッシブ運用は「インデックスファンド」といった呼ばれ方もしています。

他にもパッシブ運用にはETF(上場投資信託)というものもあり、ETFというものもありますがこれは簡単に表すと文字通り上場しているパッシブ型の投資信託と思っていただければいいと思います。これらは他のインデックスファンドと同じく手数料は低く、信託報酬も非常に低く抑えられているものがあるので是非見てみてください。

アクティブ運用とは、運用目標とされる指数を上回る運用成績を目指すタイプで、運用責任者であるファンドマネージャーが定められた一定の方針に基づき銘柄の入れ替えや売買を行って収益を追求していきます。

アクティブ運用とパッシブ運用の信託報酬と手数料

アクティブ運用とパッシブ運用にかかる信託報酬や手数料等に関しては一般的にアクティブ運用の方が管理運用費用などでパッシブ運用よりも高めになることが多いです。

その理由としては管理運用報酬などのコストはアクティブ運用の方が多くかかることが理由として上げられます。一般的な特徴としては、アクティブ運用は、運用管理費用(信託報酬)などのコスト負担がパッシブ運用よりも重くなっている投資信託が多いといった点が挙げられます。

ただ、このアクティブ運用の信託報酬が高いのはファンドマネージャーがベンチマークとなる指数を上回るように膨大な調査などを通じた多大な労力をかけているためです。そのためベンチマークを超えられない成績が続くと大きな問題になります。

また、投資信託には購入手数料がかかる場合があります。ネット証券を中心に「ノーロード投資信託」として購入手数料が無料のものもありますが、0~3%の購入手数料がかかる投資信託は現状多いです。購入する度に手数料がかかるために注意が必要です。

投資信託を選ぶ上で信託報酬や手数料はリターンを圧迫する要素の一つなので投資家は注目しなければなりません。かかる費用や運用成績などをよく確認するようにしてください

投資信託を選ぶ際には、コストやこれまでの運用結果などをよく確認して判断しましょう。

日本株でのアクティブ運用とパッシブ運用の成績

運用成績に関して、アクティブ運用(アクティブファンド)とパッシブ運用(インデックスファンド)の違いについて中々資料が見当たらずに苦労しましたがやっと見つけたFPI‐J 生活研究所長野の調査資料を説明していきます。

2017年3月14日時点での調査によると、TOPIX(東証株価指数)に連動するインデックスファンド(パッシブ運用)の騰落率は、過去1年のリターンが約21%、過去3年のリターンが約10%で、他のTOPIX(東証株価指数)をベンチマークとする投資信託と比較しても成績はほぼ同じでした。

日経平均株価に連動するインデックスファンド(パッシブ運用)の騰落率は、過去1年のリターンが約21%、過去3年のリターンが約10%で、これは同じく日経平均株価をベンチマークとする投資信託はどれもほぼ同じでした。これも投資信託による違いはほとんどありませんでした。以上のことからパッシブ運用は、ベンチマークが同じであれば、運用成績もほぼ同じになることがわかります。

一方、国内株式でアクティブ運用されている投資信託の成績を見ますと、過去1年のリターンは最高が「JPMジャパン・テクノロジー・ファンド」の88.79%(過去3年のデータでも35.68%で1位)でした。

1年で約89%も利益を出せる投資信託はすごいと思いますが、アクティブ運用を行うファンドのすべてがベンチマークを必ず上回ることができるわけではありません。

最高のリターンを出したファンドとして「JPMジャパン・テクノロジー・ファンド」を上げましたが、最低に成績を出しているファンドとして「新光/日本株成長戦略(通貨/条項付)リラ」で過去1年が-1.74、過去3年が-1.6%とマイナスになってしまっています。

最低の「新光/日本株成長戦略(通貨/条項付)リラ」のみならず、上位に上がるファンドにも外貨で投資を行うなど難解で純粋な株式投資だけでは考えられないハイリスク(ハイリターン)なものが複数あります。更にリターンから信託報酬と売買手数料が引かれるので実質的なリターンは更に低いものとなります。

さらに調べたところだと、この資料の中から分かる投資信託で日経平均株価に連動するインデックスファンドの1年、3年リターンの両方を上回るは136本と全体の23%となっています。同様に、TOPIX(東証株価指数)に連動するインデックスファンドの1年、3年リターンの両方を上回る投資信託は149本と全体の25%です。

直近3年の成績ではあるもののパッシブ運用を超えられるアクティブ運用の投資信託は全体の中で25%ほどしか無い事がわかります。

つまり、あくまでも直近3年程度の成績ではありますが、パッシブ運用を上回っているアクティブ運用の投資信託は、全体の4分の1程度に過ぎず、4分の3はパッシブ運用を下回る成績しか出せていないわけです。必ずしも断定はできませんし、後述するリスク許容度の問題にはなりますがこのデータを見る限り、少なくとも投資信託で国内株式を対象としたものの中から選ぶのに迷った場合は、パッシブ運用のほうを選ぶのがよいといえそうです。

この、アクティブ運用とパッシブ運用ですがどちらがいいのかと言いますと特に何も考えなければパッシブ運用「インデックスファンド」がいい気はしてます。世界で一番成功した投資家と言われるウォーレン・バフェット氏も個人投資家に対してはS&P500に連動するETF(上場投資信託)を強く推奨しています。しかし、後述するリスク許容度の問題でどのようなポートフォリオとするかは変わります。

引用と参考資料

生活経済研究所長野 投資信託調査レポート「インデックスファンドとアクティブファンド~日本株好きファンドの騰落比較と考察~」

リスク許容度

前述のように特に何も考えなければウォーレン・バフェットも推奨するパッシブ運用の方がおすすめできるとは私も思います。しかし、ウォーレン・バフェットも私もパッシブ運用ではなくアクティブ運用を行っていますが、この違いは投資家それぞれでリスク許容度が違うためです。

究極的には、どこまで下がるかわからない下落相場で「これだけ下がっても耐えられる(保有し続けられる)」といった感じです。

一般的に各セクター別の特徴として、生活必需品セクターは景気による影響を受けにくいですが、銀行セクターは景気や長期金利の影響を大きく受け、石油メジャーも原油価格の影響を大きく受けます。

時にこれらの株式は市場平均を大幅に上回る下落をします。50%下落も普通にあり得る世界なのでそれを理解し、納得した上で投資が出来るのかが重要だと私なりに理解しています。

 

まとめ

アクティブ運用とパッシブ運用、その成績の差と手数料や信託報酬、リスク許容度について説明をさせていただきました。これらはどれも投資をする上で単純な騰落率の他にリターンに関わる重要なポイントであり、リスク許容度については投資家全てが気を配るべきポイントだと考えています。

自分なりにどれほどのリスクを許容しリターンを狙うのか、それを把握し投資を行うことは非常に重要です。

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