アップル「Apple」(AAPL)の銘柄分析(株価・配当・見通し)

アップル「Apple」(AAPL)の基本情報

アップル「Apple」(AAPL)の事業と歴史

アップル(Apple)は知らない人はいないといっても過言ではないアメリカのIT企業です。iPhone・iMac・iPad・Applewatchなど一連のコンピューター製品を取り扱っています。Appleの強みは何といってもその製品の製造・販売・機能・サポートまでの全てを行っている点です。OSと製品の相性と言った問題が存在しないのは勿論、デザイン性、サポートまですべてをAppleから受けることができます。近年はiPhoneの販売台数が頭打ちになった中、AppleTVやAppleCardといった新サービスを開始し消費者にとってより身近な企業になろうとしています。

スティーブ・ジョブズが創業して以来様々な困難にあたってきたAppleですが、そこから死後に後を継いだティム・クック現CEOの元で2018年8月に初の時価総額1兆ドル企業になりました。また、ウォーレン・バフェットが率いる投資会社バークシャー・ハサウェイのポートフォリオ中1位の比率を占めています。

アップル「Apple」(AAPL)の株価推移

Appleの株価(10月25日現在)です。Appleの株価は長期に渡って投資家に大きなリターンをもたらしてきました。iPhone販売台数の伸び悩みや米中貿易摩擦が約半分の製品を中国で組み立てているAppleにとって重しとなってきましたが、iPhone11の売れ行きは好調で米中貿易摩擦も改善の兆しが見えてきており、それが株価に反映され始めた形です。

 

 

アップル「Apple」(AAPL)の増配年数と配当利回り

増配年数

6年

配当金(配当利回り)

3.08(1.26%)

アップル「Apple」(AAPL)の注目ポイント

iPhone等の販売台数

iPhoneの販売台数は年々増加しており、AppleはiPhoneの買い替え需要を主な収益源としてきました。しかし、近年はiPhoneの販売台数が頭打ちとなっており従来の値上げで売り上げを伸ばすことが難しくなりました。今後はiPhone等のハード型企業からそれらのハードを活用したAppleTVなどソフト・コンテンツ主体の企業に変化することが求められており、その転換が急がれています。

ただ、iPhoneやiPad、Macといった既存のハードのみではなくApplewatch、AirPodspoと言ったアクセサリ系の販売数も大きく更なる成長が見込まれているだけに期待がかかります。

AppleTV・AppleCard

上記のような、ハードの販売台数頭打ちをうけて月額課金制サービス「AppleTV」を開始しました。生産からソフト、サービスの提供までを自社ですべてやりきるAppleならではの点でこの新たな事業を開拓しています。

しかし、1年無料の期間を設けたことでゴールドマン・サックスが会計上の利益に重大な悪影響を及ぼすと予告しているなど短期的見通しは不透明です。

面白いのはこの両者はAppleCardで提携している間柄であることです(笑)

また、新たなクレジットカードAppleCardも開始し収益源の開拓に積極的です。

Apple TV+ 1年無料のために株価が26%下落?ゴールドマンにアップルが反論

米中貿易戦争

Appleは製品の組み立ての大半を台湾に本社を置く鴻海精密工業が請け負っており、中国での生産が主となっています。そのため、米中貿易戦争の影響を大きく受け株価も大きく下落するなど混乱しました。その他の製品も中国で生産されるものが多く関税の影響が避けられないため、Appleのティム・クックCEOはトランプ大統領と上手くやっていくことに力を注いでいることと思います。

最近の米中貿易戦争の楽観的な見通しもあり株価は最高値を更新し、再び時価総額1兆ドルを超えました。

アップル「Apple」(AAPL)の業績・財務

アップル「Apple」(AAPL)の配当金と配当性向・増配率

年間配当金

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
配当 0 0 0 0.38 1.64 1.82 1.98 2.18 2.4 2.72

Appleは1998年に一旦配当を停止していましたが、2012年に現在の配当を再開しました。再開後は積極的な増配で株主に還元をしています。

配当性向

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
配当性向(%) 0 0 0 6.02 28.87 28.22 21.48 26.23 26.06 22.84

配当性向はまだまだ余裕があります。今後も増配が期待できるでしょう。

増配率

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
増配率(%) 0 0 0 331.58 10.98 8.79 10.1 10.09 13.33

増配率も十分な水準です。配当金の成長も期待できます。

アップル「Apple」(AAPL)のEPS(1株当たり利益)とBPS(1株当たり純資産)

EPS

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
EPS 1.3 2.16 3.95 6.31 5.68 6.45 9.22 8.31 9.21 11.91

EPSは驚異的な成長をし続けています。成熟企業になりつつある今後に注目です。

BPS

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
EPS 1.3 2.16 3.95 6.31 5.68 6.45 9.22 8.31 9.21 11.91

BPSも同じく急成長してきました。

アップル「Apple」(AAPL)の発行済み株式数

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
発行済株式数 5,578.75 5,336.17 5,126.20 4,754.99

自社株買いにも積極的で株主還元は本当に素晴らしいです。

アップル「Apple」(AAPL)の売上

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
売上(銀行は営業収益) 42,905 65,225 108,249 156,508 170,910 182,795 233,715 215,639 229,234 265,595

近年は鈍化してきていますが、大きく成長してきました。iPhoneが頭打ちとなってもなお成長を維持し続けるかに注目です。

アップル「Apple」(AAPL)の営業利益・純利益

営業利益

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業利益(率) 11,740 18,385 33,790 55,241 48,999 52,503 71,230 60,024 61,344 70,898

とても高い営業利益率を持っています。今後展開されるコンテンツ系のビジネスはより利益率が高いので更なる利益率向上が期待できます。

純利益

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
純利益(率) 12,066 18,540 34,205 55,763 50,155 39,510 53,394 45,687 48,351 59,531

アップル「Apple」(AAPL)のキャッシュフロー

営業キャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業CF 50,856 53,666 59,713 65,824 65,824 64,225 77,434

売上高とほとんど比例しています。成長は鈍化していますが、値上げ等が売り上げの増加に貢献しています。

投資キャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
投資CF -48,227 -33,774 -22,579 -45,977 -45,977 -46,446 16,066

一定の投資金額です。

フリーキャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
フリーCF 49,959 50,267 36,375 43,965 43,965 39,624 48,419

安定したフリーキャッシュフローを生み出し続けています。

アップル「Apple」(AAPL)の営業キャッシュフローマージン

営業キャッシュフローマージン

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業CFM(%) 32.49 31.4 32.67 28.16 30.53 28.02 29.15

強力なブランド力と収益力が反映されています。30%前後で安定しているというのはとても優秀な数値です。

アップル「Apple」(AAPL)の今後の見通しとまとめ

Appleはハードを生産する成熟企業と見られ大きな期待がもたれてこなかった面がありますが、ここ最近でAppleTV等、Apple製品を活用するコンテンツ事業に力を入れ始め再び高成長を始める可能性があります。短期的には米中関係やAppleTVをめぐる懸念もありますが、長期的には見通し明るい企業であると考えています。

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