フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の銘柄分析(株価・配当など)

フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の事業と歴史

フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)は世界有数のたばこ会社であり、訴訟リスク回避のために2008年にアルトリア・グループ(MO)の国際部門が分離して誕生しました。マールボロを筆頭に世界トップ15銘柄中6銘柄を保有するなど、強力なブランド力を維持しています。非加熱式たばこであるiQOSも好調です。また、将来的には紙巻きたばこから撤退する予定です。

フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の株価推移

フィリップ・モリス・インターナショナルの株価(2019年10月28日現在)です分社後も株価は上がり続けていましたが近年のFDAによるたばこ規制でたばこ株全体が下がり気味です。

 

フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の配当金と配当性向・増配率

年間配当金

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
配当 2.24 2.44 2.82 3.24 3.58 3.88 4.04 4.12 4.22 4.49

配当金は毎年着実に増えていっています。

配当性向

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
配当性向(%) 69.14 62.24 58.14 62.67 68.06 81.51 91.4 91.96 108.76 88.39

配当性向はかなり高くちょっと余裕が少なくなってきている印象です。喫緊の問題は生じていませんが、利益率の高い事業なのでそこからうまく配当性向を抑えられるようになることを願うところです。

増配率

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
増配率(%) 8.93 15.57 14.89 10.49 8.38 4.12 1.98 2.42 6.4

増配率も近年の配当性向の上昇とともに低くなってきています。今後の業績がおそらく増配に直結する状況でしょう。

 

フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)のEPS(1株当たり利益)とBPS(1株当たり純資産)

EPS

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
EPS 3.24 3.92 4.85 5.17 5.26 4.76 4.42 4.48 3.88 5.08

EPSをうまく伸ばせていない現実が分かります。たばこへの逆風が激しく厳しい状況なのでしょう。

BPS

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
BPS -2.1 -4.89 -8.16 -8.55 -8.18 -7.78 -8.01

マクドナルド(MCD)と同じようにフィリップ・モリス・インターナショナルは自社株買いにより債務超過の状態です。配当利回りの方が金利より高いため自社株買いを行った方が資金効率を上げられるという判断です。

フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の発行済み株式数

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
発行済株式数 1,549.34 1,551.39 1,553.22 1,554.58

自社株買いですが当初は熱心だったものの近年は厳しく発行済み株式数が減っていません。

フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の売上

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
売上(銀行は営業収益) 25,035 27,208 31,097 31,377 31,217 29,767 26,794 26,685 28,748 29,625

売上高も減少傾向にあります。iQOSをはじめとした非加熱性たばこの売り上げにかかっているといっても過言ではありません。

フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の営業利益・純利益

営業利益

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業利益(率) 10,069 11,247 13,451 13,946 13,824 12,237 10,691 10,815 11,503 11,336

営業利益もピーク時をなかなか超えられていません。

純利益

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
純利益(率) 6,342 7,259 8,591 12,987 8,576 7,493 6,873 6,967 6,035 7,911

純利益も営業利益と同じくピーク時を超えられず厳しい状態が続いています。

フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)のキャッシュフロー

営業キャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業CF 9,421 10,135 7,739 7,865 8,077 8,912 9,478

キャッシュフローは比較的安定しており、たばこ事業の安定した収益性が示されています。

投資キャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
投資CF -992 -2,680 -996 -708 -968 -3,083 -998

たばこは設備投資が非常に少なく済み、投資キャッシュフローは極めて少ない水準にあります。

フリーキャッシュフロー

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
フリーCF 12,225 13,422 6,933 6,919 5,901 5,907 5,989

フリーキャッシュフローもピーク時ほどは出せなくなってきていますが、たばこは参入障壁の高い事業であり底打ちするのも近いと思われます。

フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)の営業キャッシュフローマージン

年度 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
営業CFM(%) 30.03 32.47 26 29.35 30.27 31 31.99

営業キャッシュフローマージンは高い水準を推移しています。やはり世界でも大きなシェアを占めるだけあり今後も安定して推移することが見込めます。

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